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朝と昼に照明がつき、就寝時間に消える日々。時間間隔は次第に薄れていった。水が飲みたいと思って呼び出しボタンを押しても、なかなか来ないのでドアを蹴飛ばす。でも、それが日常なのだろうか、看護士は澄ました顔で水を運んできた。そのことが余計に私をいらつかせた。

放火してやる、爆破してやる、そんな考えばかりが頭をよぎり食事を差し入れる看護士には心の中では罵詈雑言を吐く毎日。私はどこもおかしくないですと訴えても聞いてもらえない。夜になるとそこかしこの部屋からうめき声が聞こえてきて壁に当たり散らし、それがますます私の症状を悪化させたと思う。

うるさい黙れ死ね話しかけるな死ね死ね私に触るな死ね死ね死ね触れるな触るな酒が飲みたい煙草が吸いたいセックスがしたい。壁を蹴るのが日常になっていったが、誰も気には留めなかった。そこでは当たり前の景色だったから。狂気は日常の中で育まれていくが、大きな狂気の中では次第にしぼんでいくのを実感した。数日後には時たま独り言をつぶやくまでには落ち着いた。

「狭い部屋に閉じ込められると、子宮の中にいたころを思い出して落ち着く」と言うけど私は息苦しさしか感じないよ。早く出してよ。産んでよ。○ろせばよかったのに。ぐるぐると思考が回る。何百回自分と他者に恨みつらみを呟いただろうか。その頃の記憶はもう無い。あるのは母が面会に来てこっそりお寿司をくれたこと。その時食べたお寿司の味は忘れることは無いと思う。旨かった。その後、母のタバコをパくって喫煙がばれて持ち込みチェックが厳しくなるのだがそれはまた別のお話。

ぢるはあの時の恨みを今でも忘れません。
2010.10.11 Mon l 妄言 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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